[O-1-105] DIR法による脳脊髄液/白質・灰白質抑制画像(WAIR・GAIR)-機種間での至適TIの検討
【目的】Double IR(DIR)法を用い、脳脊髄液および白質・灰白質抑制画像(White matter attenuated IR: WAIR、Gray matter attenuated IR: GAIR)を得る目的で、機種間の違いによる至適inversion time(TI)に関する検討を行った。
【方法】MRI装置はPhilips社製MRI装置、装置1:Achieva 1.5T、装置2:Achieva 3.0T、装置3:Ingenia 3.0Tの3機種で比較を行った。DIRシーケンスは、volume-isotropic tse acquisition (VISTA)を併用した3D- turbo spin echo (TSE)シーケンスを用い、TR=5500 msにてボランティアでの撮像を行った。real画像から信号強度を測定し、WAIRでは脳脊髄液と白質がnull、GAIRでは脳脊髄液と灰白質がnullになるようなTIを求めた。最初の180度パルスから2回目の180度パルスまでの時間をTI1、2回目の180度パルスから90度パルスまでの時間をTI2、最初の180度パルスから90度パルスまでの時間をTI1+2とした。
【結果】各装置の至適TIは、装置1:WAIRでTI1+2= 2580 ms、TI2= 420 ms 、GAIRでTI1+2= 2970 ms、TI2= 670 ms 、装置2:WAIRでTI1+2= 2650 ms、TI2= 480 ms 、GAIRでTI1+2= 3120 ms、TI2= 750 ms、装置3:WAIRでTI1+2= 2550 ms、TI2= 480 ms 、GAIRでTI1+2= 3050 ms、TI2= 750 msであった。
【考察】装置間で至適TIに差異が見られた。磁場強度、実効TE、refocusing flip angle等の違いが至適TIに影響すると考えられるが、real imageを用いることで簡便に至適TIを算出できると示唆された。
【方法】MRI装置はPhilips社製MRI装置、装置1:Achieva 1.5T、装置2:Achieva 3.0T、装置3:Ingenia 3.0Tの3機種で比較を行った。DIRシーケンスは、volume-isotropic tse acquisition (VISTA)を併用した3D- turbo spin echo (TSE)シーケンスを用い、TR=5500 msにてボランティアでの撮像を行った。real画像から信号強度を測定し、WAIRでは脳脊髄液と白質がnull、GAIRでは脳脊髄液と灰白質がnullになるようなTIを求めた。最初の180度パルスから2回目の180度パルスまでの時間をTI1、2回目の180度パルスから90度パルスまでの時間をTI2、最初の180度パルスから90度パルスまでの時間をTI1+2とした。
【結果】各装置の至適TIは、装置1:WAIRでTI1+2= 2580 ms、TI2= 420 ms 、GAIRでTI1+2= 2970 ms、TI2= 670 ms 、装置2:WAIRでTI1+2= 2650 ms、TI2= 480 ms 、GAIRでTI1+2= 3120 ms、TI2= 750 ms、装置3:WAIRでTI1+2= 2550 ms、TI2= 480 ms 、GAIRでTI1+2= 3050 ms、TI2= 750 msであった。
【考察】装置間で至適TIに差異が見られた。磁場強度、実効TE、refocusing flip angle等の違いが至適TIに影響すると考えられるが、real imageを用いることで簡便に至適TIを算出できると示唆された。