[O-2-141] 7T MRIによる骨格筋の高分解能拡散イメージング
【背景】近年,磁気共鳴画像装置では技術の進歩に伴い,非常に高い静磁場強度が実現されている.高磁場MRI装置ではS/Nの向上と高い空間分解能が大きな利点となる.また,骨格筋は非常に短いT2値(30ms)を呈し,取得できる信号がとくに小さい.このため,骨格筋の拡散強調撮像ではMPG印可による著しい信号減衰が障壁となり高b-valueの設定,高分解能化,十分な拡散時間等の達成が阻まれている.
【目的】7T MRIを用いて高分解能拡散イメージングを行うことにより、骨格筋の構造評価、拡散現象をより精度高く評価する事を目的とした.
【方法】7T MRI実験機(Bruker Biospin社製PharmaScan70/16)を及びCryogenic Probe,23mm Bolume Coilを使用した.対象はマウス下腿(10週齢,n=2)を化学固定標本とし取得し、リン酸緩衝生理食塩水にGd-DTPAを含ませ組織内液を置換した。その後、フロリナートで満たしたアクリルチューブ内に固定した.MRI撮像は高分解能T2WIおよびDTI,QSIを実施し構造評価を行った。画像解析は、IDL(ITT VIS)およびTrackVis(TrackVis.org)を用いた.
【結果・考察】マウス骨格筋撮像において7T MRI装置,最適化した化学固定法により80μm等方性ボクセルサイズの高分解能拡散MRI画像が取得可能となった。さらに画像解析により、骨格筋を高精度にセグメンテーションした高精度筋線維描出を達成した.
【目的】7T MRIを用いて高分解能拡散イメージングを行うことにより、骨格筋の構造評価、拡散現象をより精度高く評価する事を目的とした.
【方法】7T MRI実験機(Bruker Biospin社製PharmaScan70/16)を及びCryogenic Probe,23mm Bolume Coilを使用した.対象はマウス下腿(10週齢,n=2)を化学固定標本とし取得し、リン酸緩衝生理食塩水にGd-DTPAを含ませ組織内液を置換した。その後、フロリナートで満たしたアクリルチューブ内に固定した.MRI撮像は高分解能T2WIおよびDTI,QSIを実施し構造評価を行った。画像解析は、IDL(ITT VIS)およびTrackVis(TrackVis.org)を用いた.
【結果・考察】マウス骨格筋撮像において7T MRI装置,最適化した化学固定法により80μm等方性ボクセルサイズの高分解能拡散MRI画像が取得可能となった。さらに画像解析により、骨格筋を高精度にセグメンテーションした高精度筋線維描出を達成した.