[O-2-176] パーキンソン病Yahr分類による神経メラニン画像の黒質評価
【目的】パーキンソン病を代表とする変性疾患では、黒質のメラニンが低下することが知られている。今回、パーキンソン病のYahr分類による神経メラニン黒質画像の信号変化について検討したので報告する。【方法】撮像装置 3TMRI Discovery750 Ver.24(GE Healthcare)、2D-FSE法 軸位断像、使用コイルはHNSコイル TR/TE 600 ms /MinFull、ETL 2、BW31.25 kHz、FOV 18×18cm、matrix 448×256、Nex8、slice厚2.5mm、gap1mm、撮像時間5m24secボランティアによる画像と臨床診断にてパーキンソン病でYahr分類された症例について、ImageJを使用して黒質の面積と信号値について測定した。ボランティアとの有意差の有無をYahr分類ごとに検討した。【結果】ImageJでのYahr分類ごとの黒質の面積と信号値について、ボランティアと比較するとYahr3以上で有意差があった。【考察および結論】今回、パーキンソン病のYahr分類による神経メラニン画像の黒質評価をした。読影上で診ている黒質の大きさに関係する面積はYahr3以上で有意に低下することが分かった。重症度と相関すると考えられた。