[O-2-232] k-space weighted image contrast併用3D-radial VIBE法におけるsubframe画像の時間特性の評価
【目的】3D-radial VIBE法はk-spaceを放射状にデータを充填する3D spoiled gradient echo法のひとつである.k-space weighted image contrast(KWIC)reconstructionを併用するとview数を分割することが可能であり,またviewの一部を共有することで時間分解能が向上したsubframe画像を得ることができる.本研究は,subframe画像が持つ時間特性について検討した.
【方法】SIEMENS社製3.0 T MRI trio,body matrixコイルおよびspineコイルを使用した.円柱状のプラスチック容器にチューブを取り付け,自動注入器から蒸留水で希釈したガドリニウム造影剤を注入し,subframe数4,8,16において各subframeあたりのview数を16から56まで変化させて撮像した.また,撮像時間あたりの造影剤注入量が同一になるように注入レートを設定した.次に,取得した各subframe画像の信号強度から単位時間あたりの信号変化率を測定した.
【結果】単位時間あたりの信号変化率はよく一致した(subframe数4のときR2=0.96~0.99,subframe数8のときR2=0.98~0.99,subframe数16のときR2=0.97~0.99).ただし,subframeあたりのview数が32未満では信号変化率にばらつきを生じた.
【結論】KWIC併用3D-radial VIBE法におけるsubframe画像の時間特性として,各subframeあたりのview数は32以上に設定する必要がある.
【方法】SIEMENS社製3.0 T MRI trio,body matrixコイルおよびspineコイルを使用した.円柱状のプラスチック容器にチューブを取り付け,自動注入器から蒸留水で希釈したガドリニウム造影剤を注入し,subframe数4,8,16において各subframeあたりのview数を16から56まで変化させて撮像した.また,撮像時間あたりの造影剤注入量が同一になるように注入レートを設定した.次に,取得した各subframe画像の信号強度から単位時間あたりの信号変化率を測定した.
【結果】単位時間あたりの信号変化率はよく一致した(subframe数4のときR2=0.96~0.99,subframe数8のときR2=0.98~0.99,subframe数16のときR2=0.97~0.99).ただし,subframeあたりのview数が32未満では信号変化率にばらつきを生じた.
【結論】KWIC併用3D-radial VIBE法におけるsubframe画像の時間特性として,各subframeあたりのview数は32以上に設定する必要がある.