第42回日本磁気共鳴医学会大会

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ポスター

頭頸部-シーケンス

頭頸部-シーケンス

Fri. Sep 19, 2014 10:12 AM - 11:00 AM ポスター会場 (5F ロビー)

座長:豊田圭子(帝京大学医学部 放射線科学講座)

[P-2-158] 2point DIXON法を用いた可変Flip Angle法によるT1値計測の検討

金本雅行, 賀田智美, 松田晃, 安達登志樹 (福井大学医学部附属病院 放射線部)

【背景】Dynamic Contrast Enhanced - Magnetic Resonance Imaging (DCE-MRI)は腫瘍性病変の検出のみではなく対象組織のT1値を測定して定量化することで放射線治療や化学療法による効果判定にも用いられる.さらに近年血管新生阻害薬の治療効果判定にもDCE-MRIによる腫瘍組織での血管機能を評価する手法が行われている.【目的】可変FA法において最適なFAの設定を検討すること.【方法】使用装置はGEヘルスケア製Discovery 750 3.0Tである.coilはファントム検討ではQ-body coil, 健常ボランティア検討ではNV coilを用いた.様々な濃度に希釈したGd-DTPAをファントムとしてIR法で測定したT1値を基準とした.そしてFAを変化させた2point DIXON法を撮像して可変FA法によりT1値を求めて比較した.健常ボランティアには頚部を撮像して組織のT1値を算出して文献値と比較した.【結論】対象とするファントムのT1値より算出したエルンスト角を含むようFAを設定すれば基準とするT1値によく相関した.対象組織を考慮してFAを設定する必要があると示唆された.