[P-2-188] MP2RAGEにおける臨床使用での検討
【目的】高磁場においてB1磁場およびB0磁場の不均一は画像に影響を与える。しかし、MP2RAGEはこの影響や、T2*コントラストの影響を低減し、3DにてT1値の測定が可能である。しかし、臨床で使用するには撮影時間が長く、臨床使用で可能な撮影時間の検討や頸動脈プラークなどの小さなターゲットの測定可能かについて検討を行った。【方法】使用装置SIEMENS社製 MAGNETOM Verio 3T Dot Systemにて本検討である撮影時間短縮、短縮時のT1値の変動、また高分解能での測定検討についてGd希釈造影剤を使用したファントムにて検討を行った。【結果】先行研究により報告されている結果と同じく、T1値の測定結果は簡易的にできるTR法とほぼ同等の値を得た。また、撮影時間短縮を目的としてPAT factorを2,4,6と変化させた中ではT1値の変動は少なかった。高分解能における測定検討では直径8mmのファントムでの測定は可能であり、さらに小さい2.1mmのファントムでも可能であった。3D高分解能でのT1値測定の臨床使用が可能であると考える。