第45回日本磁気共鳴医学会大会

セッション情報

KSMRM-JSMRM共同シンポジウム

KSMRM-JSMRM共同シンポジウム2
肝の造影MRI:韓国の知見と日本の知見

2017年9月14日(木) 13:00 〜 15:30 第1会場 (栃木県総合文化センター 1F メインホール)

座長:本杉 宇太郎(山梨大学医学部 放射線医学講座), Chang Hee Lee(Korea University Guro Hospital)

【ねらいと概要(Aims & Scope)】
肝MR検査において造影剤は必須である.近年,肝特異性造影剤の使用頻度が高まり日常診療において肝MRIイコール肝特異性造影剤との認識が広がっている.肝特異性造影剤を用いたMRIは病変検出感度が高く,早期肝癌の診断特異性も高い有効な検査である.その一方で,検査時間の延長,検査コスト増加,アーチファクトなどルーチン使用に対する懸念材料もある.さらに,日本と韓国では臨床背景や医療経済の仕組みも違うため,造影剤選択は国によっても異なるであろう.「日常臨床において我々はどのように肝造影MRI検査を行なうべきなのか?」 このシンポジウムでは関連する3つのトピックスに対して日韓それぞれの立場から話してもらい,この問いへの答えを考える機会としたい.