The 63rd Annual Meeting of the Japanese Society for Neurochemistry

Presentation information

Seminar

[KS2] Committee-Organized Seminar 2

Sat. Sep 12, 2020 10:50 AM - 11:40 AM B (Zoom B)

Chair person:Chihiro Tohda(Institute of Natural Medicine, University of Toyama)

10:50 AM - 11:35 AM

[CS3] A

*Mizuho Takeda1 (1. MVP Inc.)

どの業界に身を置いても、男女問わず、年齢問わず、努力を業績にしてキャリアアップしていくことは、成功を実感するポイントであると考えます。一方で、研究者という職業においては、努力というプロセスへの評価は産業界と比較して厳しい現実があります。
私自身は生物物理を専門として学位を取得しました。学位取得にあたっては延長や妊娠出産も経験し、勝手にですが随分とメンタルを鍛えました。その経験が今のあらゆる場面に役立っています。いわゆるマインドセットが変化したポイントでした。学位取得後は2年の博士研究員を経て、自分の収入を獲得するためのグラント申請がきっかけとなり、当時の思いとは裏腹にアカデミアから産業界に転身することになりました。その後アカデミアの立場で産学連携を10年以上経験させていただき、現在はアカデミア発スタートアップやベンチャー企業の経営、研究者がアカデミアから転身する際のメンター、米国チームとの連携、ベンチャー投資等に携わっています。
皆さんも人生でマインドセットを意識する瞬間が何度かあると思います。本セミナーでは、研究者が技術を社会実装するためのポイントやチームアップの重要性、研究開発と事業開発の違い、研究者が経営者になる重要性、日本と海外の比較をお伝えしながら、それらの各シチュエーションにおける男女のマインドセットについてお話しさせていただきます。研究者か、ビジネスか、両輪か、今後の皆様のキャリアプラン形成の一助となれば幸いです。

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