第63回日本核医学会学術総会/第43回日本核医学技術学会総会学術大会

セッション情報

[核医学]特別講演

日本核医学会プログラム » なでしこの会

なでしこの会
みんなで考える女性核医学従事者の将来

2023年11月17日(金) 08:30 〜 10:00 第5会場 (グランフロント大阪 北館 コングレコンベンションセンター B2F ルーム8)

座長:内山 眞幸(東京慈恵会医科大学 放射線医学講座)、大野 和子(京都医療科学大学)

なでしこの会は,核医学に関与する女性の方々,医師,看護師,診療放射線技師,薬剤師,医学物理士,核医学診療関係の企業社員等が,所属の垣根を越えて広く集まる場として,第51回総会時(小須田大会長)に発足した。以後は総会の度に特別企画を立て,女性核医学従事者の発展を目的とした勉強会,困りごと相談会等を継続的に開催してきた。また,北米核医学会の女性の会(WISNMMI)や日核技とのジョイントプログラムも開催し,これらの会では男性会員も多く参加して幅広い見地からの意見交換を行うことができた。しかし,現在はアカデミア,企業を問わず社会の関心事が女性の活躍からダイバーシティへと移行している。学会内でもダイバーシティ委員会の設置準備が始まっている。なでしこの会とダイバーシティ委員会の関係性は今後学会全体で検討すべき事案だが,ダイバーシティを推進する際に,必ず取り組むべき主たる課題の一つが,女性の活躍であることは,誰も疑う余地はない。そこで今回は,女性核医学従事者が今後どのように進むことが,個人にとっても,社会にとっても有益であるかを考える場とする。核医学を支える各領域から一人ずつ,女性核医学従事者の将来についての考えまたは気持ちを発表する。その後,講演内容をたたき台として,ダイバーシティのうねりの中でなでしこの会がどのような行動をとるべきかを議論し,今後につなげたいと考えている。

片岡 正子 (京都大学大学院医学研究科 放射線医学講座(画像診断学・核医学))