[BP-4] 治療抵抗性うつ病患者の前帯状回GABA濃度によるrTMS治療反応予測
【目的】うつ病患者では脳内GABA濃度の低下が示唆されるが, 反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)の治療効果との関連は不明である. 本研究では治療前の背側前帯状回(dACC)のGABA濃度とrTMSの治療反応性の関連を検討することを目的とした.
【方法】治療抵抗性うつ病患者29名を対象に左背外側前頭前野に対するrTMSを行なった. 治療前にプロトン磁気共鳴スペクトロスコピーを用いてdACCのGABA濃度を測定し、治療前後でうつ病重症度評価を行った.
【結果】治療反応者(13名)は非反応者(16名)と比較し, 治療前のdACC-GABA濃度が低い傾向を示した. また, 反応群と非反応群との間で治療前GABA濃度とうつ症状スコアとの関係に有意傾向の差が認められた.
【結論】治療前のdACC-GABA濃度から治療抵抗性うつ病患者のrTMSに対する治療反応性を予測できる可能性が示唆された.
【方法】治療抵抗性うつ病患者29名を対象に左背外側前頭前野に対するrTMSを行なった. 治療前にプロトン磁気共鳴スペクトロスコピーを用いてdACCのGABA濃度を測定し、治療前後でうつ病重症度評価を行った.
【結果】治療反応者(13名)は非反応者(16名)と比較し, 治療前のdACC-GABA濃度が低い傾向を示した. また, 反応群と非反応群との間で治療前GABA濃度とうつ症状スコアとの関係に有意傾向の差が認められた.
【結論】治療前のdACC-GABA濃度から治療抵抗性うつ病患者のrTMSに対する治療反応性を予測できる可能性が示唆された.