[P1-14] 抗LGI-1抗体関連自己免疫性脳炎に伴うてんかん発作時及び発作間欠期脳波の検討
【目的】抗 leucine-rich glioma-inactivated 1(LGI-1)抗体が関連する脳炎やてんかんは近年着目されている。本症に伴う脳波所見は明らかにされておらず、その特徴を明らかにすることである。
【方法】2017年4月~2020年3月で当院及び関連施設を受診した抗LGI-1抗体関連自己免疫脳炎4例(男性2例)を対象とし、臨床的特徴や脳波所見を後方視的に検討した。
【結果】対象4症例の年齢は50-77歳であり、1例は胸腺腫合併重症筋無力症を併存していた。頭部MRIで3例に片側及び両側の海馬、扁桃体の腫大を認め、1例に右尾状核、被殻のFLAIR高信号を認めた。発作間欠期脳波では、画像上の病変部位に4例中1例にてんかん性放電を認め、4例中3例は間欠的局在性徐波を認めた。明らかなdelta brush signは認めなかった。2例で発作時脳波を捕捉し、いずれも病巣側に律動性局在性徐波が認めた。
【結論】本症では様々なてんかん発作や脳波所見が生じるため注意が必要である。
【方法】2017年4月~2020年3月で当院及び関連施設を受診した抗LGI-1抗体関連自己免疫脳炎4例(男性2例)を対象とし、臨床的特徴や脳波所見を後方視的に検討した。
【結果】対象4症例の年齢は50-77歳であり、1例は胸腺腫合併重症筋無力症を併存していた。頭部MRIで3例に片側及び両側の海馬、扁桃体の腫大を認め、1例に右尾状核、被殻のFLAIR高信号を認めた。発作間欠期脳波では、画像上の病変部位に4例中1例にてんかん性放電を認め、4例中3例は間欠的局在性徐波を認めた。明らかなdelta brush signは認めなかった。2例で発作時脳波を捕捉し、いずれも病巣側に律動性局在性徐波が認めた。
【結論】本症では様々なてんかん発作や脳波所見が生じるため注意が必要である。