[P1-9] 過呼吸賦活が脳波検査中の睡眠深度に与える影響
【目的】
脳波検査における過呼吸賦活は咳嗽を誘発する可能性があるため、COVID-19感染対策の観点から中止の検討が提言されている。過呼吸賦活省略が睡眠深度に与える影響を検討した。
【方法】
2019年5月に過呼吸賦活あり脳波検査を行った79例(男性35名、女性44名、平均年齢43歳)と2020年4-5月に過呼吸賦活なし脳波検査を行った73例(男性33名、女性40名、平均年齢42歳)を対象とし、最高睡眠深度等の所見を抽出した。
【結果】
過呼吸賦活あり群では、stageWが17名、stageI 6名、stageII以上56名であった。過呼吸賦活なし群では、それぞれ24名、15名、34名であった。クロス集計表を検定した結果、p = 0.006(χ二乗検定)であった。
【結論】
COVID-19感染拡大に伴い脳波検査数が大幅に減少していた。過呼吸賦活省略は検査中の睡眠を妨げる可能性が示唆された。過呼吸賦活省略が脳波所見全般・最終判定など検査精度に与える影響等につき、更なる検討が必要である。
脳波検査における過呼吸賦活は咳嗽を誘発する可能性があるため、COVID-19感染対策の観点から中止の検討が提言されている。過呼吸賦活省略が睡眠深度に与える影響を検討した。
【方法】
2019年5月に過呼吸賦活あり脳波検査を行った79例(男性35名、女性44名、平均年齢43歳)と2020年4-5月に過呼吸賦活なし脳波検査を行った73例(男性33名、女性40名、平均年齢42歳)を対象とし、最高睡眠深度等の所見を抽出した。
【結果】
過呼吸賦活あり群では、stageWが17名、stageI 6名、stageII以上56名であった。過呼吸賦活なし群では、それぞれ24名、15名、34名であった。クロス集計表を検定した結果、p = 0.006(χ二乗検定)であった。
【結論】
COVID-19感染拡大に伴い脳波検査数が大幅に減少していた。過呼吸賦活省略は検査中の睡眠を妨げる可能性が示唆された。過呼吸賦活省略が脳波所見全般・最終判定など検査精度に与える影響等につき、更なる検討が必要である。