50th Memorial Annual Meeting of Japanese Society of Clinical Neurophysiology (JSCN)

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一般演題ポスター

一般演題ポスター 経頭蓋電気刺激(超音波刺激等他の脳刺激法を含む)

[P11-1] 局所的経頭蓋交流刺激後の刺激部位直下での脳波記録

田代祥一1,2,3, ジーブナー ハートウィグ1,4,5, カラランパキ アンゲリキ1, ゴクス ジハン1, サトゥルニノ ギレーム1,6, ティェルシャー アクセル1,6, トマセビッチ レオ1 (1.Danish Research Centre for Magnetic Resonance, Centre for Functional and Diagnostic Imaging and Research, Copenhagen University Hospital, Hvidovre, Denmark, 2.慶應大学医学部リハビリテーション医学教室, 3.杏林大学医学部リハビリテーション医学教室, 4.Department of Neurology, Copenhagen University Hospital, Bispebjerg, 5.Institute for Clinical Medicine, Faculty of Health and Medical Science, University of Copenhagen, 6.Department of Health Technology, Technical University of Denmark)

ニューロリハビリテーション領域などで期待を集めている経頭蓋電流刺激(TCS)において、局所型モンタージュは従来の広範囲モンタージュと比較して特異的かつ高い効果が報告されている。しかし、記録電極を狭小なモンタージュ内に設置することは困難であり、刺激による直接的脳波変化を短時間の内に記録することはできなかった。このことは、特に脳波修飾が主たる機序と考えられている経頭蓋交流刺激(TACS)において大きな問題である。我々は、刺激電極の中に通常型脳波電極を埋め込んだハイブリッド電極=DONUT(Double Electrode for Nouha U TCS)を考案し、DONUTとリング電極を用いたTACSの直前・直後の脳波記録を試みた。C3に設置したDONUTからは、対照としてC4に設置した通常型脳波電極からのものと同等の脳波を記録することができたので報告する。