50th Memorial Annual Meeting of Japanese Society of Clinical Neurophysiology (JSCN)

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一般演題ポスター

一般演題ポスター その他の生理検査(軸索興奮性、その他の誘発電位など)

[P12-5] 選択的AδおよびC線維刺激の脊髄反射への条件刺激効果

森田洋1, 小平農2, 大橋信彦2 (1.信州大学 総合健康安全センター, 2.信州大学 医学部 脳神経内科・リウマチ膠原病内科)

【目的】選択的痛覚神経刺激の脊髄反射への条件刺激効果について検討する。【方法】健常成人7名を対象に、選択的痛覚神経刺激装置を用いて足背に痛覚刺激(AδおよびC線維刺激)を加え、そのヒラメ筋H反射への条件刺激効果、および腓骨神経刺激による相反性Ia抑制、D1抑制、大腿二頭筋腱叩打によるシナプス前抑制への効果について検討した。【成績】Aδ線維刺激は200ms前後の潜時で250ms付近で最大となるH反射への促通効果を示し、Ia抑制を増強したが、D1抑制と腱叩打による抑制には影響しなかった。C線維刺激では潜時800-1000msで1500-1800msで最大となる促通効果を示したが、相反性抑制、D1抑制、腱叩打による抑制には一定の影響を与えなかった。【結論】足背でのAδおよびC線維刺激はヒラメ筋H反射への促通効果を認め、Aδ刺激は相反性Ia抑制を増強した。