50th Memorial Annual Meeting of Japanese Society of Clinical Neurophysiology (JSCN)

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一般演題ポスター

一般演題ポスター てんかん

[P14-2] てんかん性スパズムに対する手術の発作予後と、発作間欠期速波と徐波のPhase amplitude coupling指標との関連性

宇田武弘1,2, 九鬼一郎3, 井上岳司3, 國廣誉世2, 温井めぐみ3, 岡崎伸3, 川脇壽3, 宇田裕史1, 中西陽子2, 馬場良子2, 後藤剛夫1, 大坪宏4 (1.大阪市立大学大学院医学研究科 脳神経外科, 2.大阪市立総合医療センター小児脳神経外科, 3.大阪市立総合医療センター小児神経内科, 4.トロント小児病院神経内科)

【目的】焦点性のてんかん性スパズム(ES)は、離断手術で発作抑制ができる症例がある。ESに対する手術発作予後と、発作間欠期頭皮脳波での速波と徐波のPhase amplitude coupling(PAC)の関連を調べた。
【方法】手術加療を行った10例のES(初回手術年齢:8m~9y)の頭皮脳波を解析。PACの指標であるModulation index(MI)を用いて、左右前後の4領域でのMIの変化と発作予後を検討。
【結果】初回手術として全脳梁離断(TCC)を8例に施行。8例中5例はTCCのみ(TCC群)、3例はTCCの後に脳葉離断手術(TCC+LD 群)。2例では初回手術として脳葉離断(LD群)。TCC群ので発作消失した2例では、8領域中7領域でMIは有意に減少。発作が遺残した3例(12領域)ではMIは減少せず。TCC+LD群の発作が消失した3例では、12領域中8領域でMIは減少。LD群は、発作が消失し、8領域中7領域でMIは減少。
【結語】MIの減少と手術発作予後の関連が示唆された。