[P14-5] 片側巨脳症における半球離断術後の脳波の検討
【目的】片側巨脳症における半球離断術前後の脳波からsuppression-burst(SB)の発生メカニズムを検討する。
【方法】2009年から2019年に当院で半球離断術を施行した片側巨脳症14例を対象とし、術前後の脳波所見を検討した。
【結果】てんかん発症時期は日齢0-2か月、手術時年齢は2-6か月だった。病巣側では、術前に6例、術後に12例でSBが認められ、術前にSBがあり術後にSBが消失した症例はなかった。術前はSBが認められた6例中5例でsuppression時間、burst時間ともに規則的だったが、術後はSBが認められた12例全例でburst時間が不規則だった。
【考察】半球離断術によって視床・対側大脳半球との連絡が断たれた病巣側でSBが認められており、SBは大脳皮質の異常のみによって発生している可能性が高い。周期的なSBの形成には、大脳皮質以外の部位が関与している可能性がある。
【方法】2009年から2019年に当院で半球離断術を施行した片側巨脳症14例を対象とし、術前後の脳波所見を検討した。
【結果】てんかん発症時期は日齢0-2か月、手術時年齢は2-6か月だった。病巣側では、術前に6例、術後に12例でSBが認められ、術前にSBがあり術後にSBが消失した症例はなかった。術前はSBが認められた6例中5例でsuppression時間、burst時間ともに規則的だったが、術後はSBが認められた12例全例でburst時間が不規則だった。
【考察】半球離断術によって視床・対側大脳半球との連絡が断たれた病巣側でSBが認められており、SBは大脳皮質の異常のみによって発生している可能性が高い。周期的なSBの形成には、大脳皮質以外の部位が関与している可能性がある。