[P15-1] 終夜睡眠ポリグラフとの同時計測による簡易睡眠脳波計の睡眠段階判定精度評価
【目的】終夜睡眠ポリグラフ(PSG)は多くの電極をつけることで被験者の負担になり, 自然な睡眠が妨げられる。我々はより自然な眠りでの睡眠診断のため, 簡易睡眠脳波計を開発した。本研究は簡易睡眠脳波計の判定精度の評価を目的とした。
【方法】健常被験者48名を対象とした(平均23.6±7.6歳, 女性15名)。独自に開発中の簡易睡眠脳波計を用い, Fp1, Fp2電極から両乳様突起連結を基準として脳波記録を行った。PSGと簡易脳波計の同時計測を行い, 米国睡眠認定技師一名が盲検で判定した。PSGの判定結果を正解とし, 睡眠段階判定精度を求めた。本研究は倫理委員会の承認を得て実施された。
【結果】PSGと簡易睡眠脳波計による睡眠段階判定の一致率とκ係数はそれぞれ87.2%と0.81(中央値)であった。
【結論】施設内の睡眠段階判定一致率が85%程度との報告もあることから, 簡易睡眠脳波計はPSGの簡易検査法として充分な精度を有することが示された。
【方法】健常被験者48名を対象とした(平均23.6±7.6歳, 女性15名)。独自に開発中の簡易睡眠脳波計を用い, Fp1, Fp2電極から両乳様突起連結を基準として脳波記録を行った。PSGと簡易脳波計の同時計測を行い, 米国睡眠認定技師一名が盲検で判定した。PSGの判定結果を正解とし, 睡眠段階判定精度を求めた。本研究は倫理委員会の承認を得て実施された。
【結果】PSGと簡易睡眠脳波計による睡眠段階判定の一致率とκ係数はそれぞれ87.2%と0.81(中央値)であった。
【結論】施設内の睡眠段階判定一致率が85%程度との報告もあることから, 簡易睡眠脳波計はPSGの簡易検査法として充分な精度を有することが示された。