[P2-5] 運動学習能力に関連する安静時脳機能結合の抽出
【目的】本研究では一次運動野(M1)と他の脳領域との安静時脳機能結合(rs-FC)を調べることで、運動学習課題のパフォーマンスを事前に予測できるかを検証した。 【方法】53人の健常右利き被験者を対象とした。学習課題前には5分間の安静状態の脳活動を脳磁図にて計測した。M1と他の脳領域とのrs-FCは、amplitude envelope correlationによって算出した。その後、rs-FCと運動学習のパフォーマンスとの関係について全脳相関解析を行った。【結果】Sensorimotor networkとtheory of mind networkとの間のcross-network interactionが、後に行われる運動学習に影響を与えることが明らかとなった。【結論】安静状態のcross-network interactionが、運動学習の予測因子として有用であることが示された。