[P21-22] Guillain-Barre 症候群分類不能群の診断基準においての予後の違い
[目的] Guillain-Barre 症候群(GBS)には脱髄型や軸索型に属さない分類不能型があり、臨床症状や臨床経過に関しての報告は少ない。Ho、HaddenやRajabally診断基準においての分類不能型に関して比較した。[方法]臨床症状や神経伝導検査で診断した68人のGBS患者をHo、HaddenやRajabally診断基準で脱髄型、軸索型と分類不能型に分類した。臨床症状や神経伝導検査をそれぞれの群において比較した。[結果] Rajabally診断基準において分類不能型では他の群と比べて、Hughes機能グレード尺度(HFGS)と自宅退院の割合が有意に高かった(退院時HFGS:1.6 P=0.006 自宅退院71.4% P=0.001)。[結論]GBSによる分類は診断基準によって臨床症状や経過が異なり、特にRajabally診断基準における分類不能型は予後が良好であった。