50th Memorial Annual Meeting of Japanese Society of Clinical Neurophysiology (JSCN)

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一般演題ポスター

一般演題ポスター リハビリテーション

[P25-18] 健常者の最大努力吸気時における吸気筋の筋厚と筋電波形の関係

岩月宏泰 (青森県立保健大学大学院)

【目的】最大努力吸気時の吸気筋の筋活動について、筋厚と筋電波形の関係を明らかにすることを目的とした。【方法】対象は健常青年男性10名であった。被験者にファーラー位を取らせ,分時換気量をスパイロメータで測定し、同時に安静と最大努力の吸気時に両側の胸鎖乳突筋と外肋間筋から、筋厚(右側)と表面筋電図(左側)を記録した。電極貼付及び超音波診断装置の探触子は胸鎖乳突筋が甲状軟骨から約5cm外側の筋直上に、外肋間筋は第4と8肋間の前腋窩線上とした。なお、各筋の筋電波形は平均二乗平方根(RMS)で定量化した。【結果】最大努力吸気時の吸気流量及び胸鎖乳突筋、外肋間筋の筋厚とRMSは安静時吸気より増加した。回帰分析の結果、第4肋間の外肋間筋の筋厚とRMSの間には決定係数(R2)0.7以上を示した。本研究の結果、吸気筋の筋厚とRMSから、最大努力吸気時の胸郭運動は下部よりも上部で増加することが認められた。