50th Memorial Annual Meeting of Japanese Society of Clinical Neurophysiology (JSCN)

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一般演題ポスター

一般演題ポスター リハビリテーション

[P25-9] 聴覚刺激を2回および20回呈示した後に一定間隔を意識して打った手拍子のリズムの正確性について

高橋優基1, 前田剛伸1, 藤原聡1, 嘉戸直樹1, 鈴木俊明2 (1.神戸リハビリテーション福祉専門学校 理学療法学科, 2.関西医療大学大学院 保健医療学研究科)

【目的】本研究では500ms間隔の聴覚刺激を2回および20回呈示する前後の手拍子の正確性について検討した。
【方法】本研究に同意した健常者20名(平均年齢26.2±7.4歳)を対象に、500ms間隔の聴覚刺激を2回呈示する群10名と、20回呈示する群10名に割りつけた。課題は聴覚刺激を呈示する前後で500ms間隔を意識して打つ20回の手拍子とした。19個の手拍子の間隔と目標値との差から絶対誤差の平均を算出した。両群で呈示前の絶対誤差に差がないことを確認した。呈示前の絶対誤差の値から呈示後の値を減じて変化量を算出し、対応のないt検定を用いて比較した。
【結果】両群ともに呈示後の絶対誤差は呈示前よりも低値となり、絶対誤差の変化量は2群間で差を認めなかった。
【結論】500ms間隔の手拍子で運動を誘導する際、2回および20回の聴覚刺激の呈示によって手拍子の正確性は同程度に高めることができる。