[P26-6] 右片麻痺と仮定した健常成人の着衣動作分析-KINECTを用いた検討-
【目的】脳卒中患者のかぶりシャツの着衣では、麻痺側上肢の袖通しが最も困難とされる。しかし、着衣の動作分析は、身体に付けたマーカーが布で隠れるため困難である。今回、マーカーを使用しない動作分析装置(KINECT)を用いて、片麻痺と仮定した健常成人の着衣動作分析を行った。
【方法】対象者は、健常成人男性3名(平均年齢22.67±2.89歳)で、右片麻痺と仮定し座位にて上衣を片手動作で着衣する。その際、右肩甲帯と右肘の運動をKINECTにて計測した。着衣動作を右袖通し・左袖通し・頭部通し・前身ごろを整えるに分け、項目ごとに両肩甲帯間角度と肩峰間距離、肘関節角度を分析した。
【結果】袖を通す際の肩甲帯運動の傾向を捉えることはできたが、肘関節と頭部通し時の肩甲帯の運動は捉えることができなかった。
【考察】麻痺側上肢の袖通し動作の肩甲帯運動の傾向を計測できる可能性が示唆された。肘関節に関しては筋電図(EMG)での対応を検討していく。
【方法】対象者は、健常成人男性3名(平均年齢22.67±2.89歳)で、右片麻痺と仮定し座位にて上衣を片手動作で着衣する。その際、右肩甲帯と右肘の運動をKINECTにて計測した。着衣動作を右袖通し・左袖通し・頭部通し・前身ごろを整えるに分け、項目ごとに両肩甲帯間角度と肩峰間距離、肘関節角度を分析した。
【結果】袖を通す際の肩甲帯運動の傾向を捉えることはできたが、肘関節と頭部通し時の肩甲帯の運動は捉えることができなかった。
【考察】麻痺側上肢の袖通し動作の肩甲帯運動の傾向を計測できる可能性が示唆された。肘関節に関しては筋電図(EMG)での対応を検討していく。