50th Memorial Annual Meeting of Japanese Society of Clinical Neurophysiology (JSCN)

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一般演題ポスター

一般演題ポスター 視覚誘発電位・視覚誘発磁界

[P4-3] 奥行運動刺激時の視覚誘発電位に対する特徴解析システム

成枝朱香1, 後藤和彦2, 杉剛直1, 松田吉隆1, 後藤聡1, 池田拓郎3, 山崎貴男4, 飛松省三5, 後藤純信6 (1.佐賀大学 大学院先進健康科学研究科, 2.佐賀大学 理工学部, 3.国際医療福祉大学 福岡保健医療学部, 4.九州大学 大学院医学研究院, 5.福岡国際医療福祉大学 医療学部, 6.国際医療福祉大学 医学部 生理学講座)

【目的】著者らは,視覚誘発電位の記録から解析までを行うシステム開発の研究を行っている.本研究では,奥行き運動刺激時の視覚誘発電位を対象として,システムの解析機能拡充を目指した.【方法】オプティックフロー(OF),ランダムドットステレオグラム(RDS)ならびに,それらを組み合わせた刺激(OF+RDS)に対する視覚誘発電位を記録した.頭皮上20チャンネルの記録データに対して,独立成分分析によって瞬目などの雑音成分を分離した後,加算平均処理と特徴解析を行った.【結果】OF+RDSに対する処理結果では,グランドアベレージの波形特徴が,より少ない加算回数で見られた.トポグラフィーからは,雑音による影響の軽減が確認できた.【考察】未だ解析結果の検証は十分ではないが,システムを高密度記録や実時間処理へと拡張することで,視覚誘発電位の記録解析処理の効率化が可能となる.