[P5-9] 神経磁界計測と神経超音波による腓腹神経活動の評価
【目的】神経磁界計測法は電位計測法に比べ原理的に高い空間分解能を有する。感覚神経の詳細な機能評価を目的とし、神経超音波と組み合わせて腓腹神経の活動の可視化と評価に成功したので報告する。
【方法】対象は健常者5人である。足関節部にて腓腹神経を最大上で電気刺激し(duration 0.05ms, 5Hz)、下腿部にて神経磁界を体表より測定した。神経超音波により取得された神経の位置情報と神経磁界から神経活動電流を計算し形態画像と重ね合わせた。比較のため体表面で誘発電位を測定した。
【結果】全例で近位に向かって伝搬する軸索内電流、脱分極部の内向き電流が可視化された。電流から算出された神経活動電流の伝導速度は平均46.8 m/sであり、電位計測による伝導速度の平均48.0 m/sとほぼ一致した。
【結論】神経磁界計測と神経超音波の組み合わせにより腓腹神経の活動を詳細に評価可能であることが示された。感覚神経の機能評価に応用できる可能性が高い。
【方法】対象は健常者5人である。足関節部にて腓腹神経を最大上で電気刺激し(duration 0.05ms, 5Hz)、下腿部にて神経磁界を体表より測定した。神経超音波により取得された神経の位置情報と神経磁界から神経活動電流を計算し形態画像と重ね合わせた。比較のため体表面で誘発電位を測定した。
【結果】全例で近位に向かって伝搬する軸索内電流、脱分極部の内向き電流が可視化された。電流から算出された神経活動電流の伝導速度は平均46.8 m/sであり、電位計測による伝導速度の平均48.0 m/sとほぼ一致した。
【結論】神経磁界計測と神経超音波の組み合わせにより腓腹神経の活動を詳細に評価可能であることが示された。感覚神経の機能評価に応用できる可能性が高い。