[P6-18] 周波数変化の時間的位置はミスマッチ陰性電位の発生に影響を与えるか
目的:持続長変化課題を用いたMMNについては時間統合窓と呼ばれる聴性感覚記憶の中で変化の始まりが遅いほどMMNが弱化することが知られている。しかし、周波数変化課題では、変化の時間的位置がMMNの発生に与えるかについて検討されていない。本研究では時間統合窓を170msと仮定し、前後に2分割し、その前半後半それぞれで周波数変化が起こった時のMMNについて検討する。方法:刺激は1)1000Hz85msと2)1200Hz85msを用いた。標準刺激は1)を2連続で提示し、逸脱刺激は1)2)の刺激の前後を入れ替えた2パターンと持続長変化課題との比較のために1)を単回提示する刺激を作成した。標準刺激70%逸脱刺激各10%として2000回ランダム提示し、事後反応を分析した。本研究の実施に当たっては福島県立医科大学倫理委員会の承認をえて、参加者に書面および口頭での同意を得ている。結果は発表時に追記する。