セッション情報
シンポジウム
シンポジウム 18 産業保健看護部会シンポジウム:次世代につなぐ産業保健看護職のキャリアとネットワークの形成
2023年5月12日(金) 09:00 〜 11:00 第4会場 (ライトキューブ宇都宮 2F 大会議室201)
座長: 吉川 悦子(日本赤十字看護大学), 帆苅 なおみ(サンデン株式会社)
【医(専)、看】
日本産業衛生学会に産業看護研究会が発足してから45年が経過し、2022年に産業保健看護部会は設立から30年を迎えました。産業保健看護部会のミッションである産業保健チームにおける産業保健看護活動の向上と産業保健看護の学術進歩に貢献するために、産業保健看護専門家制度の創設(2016年)、産業保健看護の定義見直し(2022年)をはじめとして、研究活動支援、国際交流など様々な事業を展開してきました。また、2023年3月1日より時代のニーズにあわせ、部会名称を産業保健看護部会に変更し、さらなる発展を目指しています。そしてこれらのことは、今この時点の発展だけではなく、次の世代、その次の世代の発展も視野に入れた、まさに持続可能な社会の実現を目指しているSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の潮流の中で、10年先、30年先の未来を描きつつ考えていくべき課題であるととらえています。
そこで本シンポジウムでは、次世代につなぐ産業保健看護職のキャリアとネットワークの形成をテーマに、産業保健看護部会から3名の部会員にご登壇いただきます。産業保健看護職としての専門性の研鑽やキャリア醸成、実践能力向上に資するネットワーク形成の工夫、自身のワークライフ・バランスのありかた等についてそれぞれのご経験を踏まえ話題提供いただきます。
とちぎコープ生活協同組合の佐々木 祥江氏からは、一人職場・産業保健看護未経験からの手探りでの健康管理体制の立ち上げと社外ネットワークの構築の経験を、(株)エビデントの小川明夏氏からは積極的な社外の人脈づくりを基盤に、大学院進学や社外講座の参加により職種横断的にネットワークを広げながらキャリア形成しているご経験を、㈱クボタの平田 真以子氏からは、学会参加や産業保健看護部会活動への参画、ロールモデルとなる先輩方との出会いによるキャリア形成とご自身のワークライフ・バランスについて発表をしていただきます。
また、産業保健看護部会長の五十嵐千代先生より指定発言をいただき、シンポジウムにご参加いただく皆様と共に、持続可能な社会の実現に貢献し得る、新たな産業保健看護の時代を築くために、未来志向で産業保健看護職の在り方について考える機会としたいと考えます。
佐々木 祥江1 (1.とちぎコープ生活協同組合 管理部人事総務)
小川 明夏1 (1.株式会社エビデント/東京大学大学院医学系研究科 精神保健学分野)
平田 真以子1 (1.(株)クボタ)
五十嵐 千代1 (1.東京工科大学医療保健学部看護学科)