第97回日本産業衛生学会

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ワークショップ

ワークショップ 支援者のセルフケア ―感情負荷の高い場面として自殺のポストベンションを例に―

Fri. May 24, 2024 2:00 PM - 3:30 PM 第10会場 (中国新聞社 7F 702)

座長: 伊東 明雅(伊東労働衛生コンサルタントオフィス)

「 支援者のセルフケア ―感情負荷の高い場面として自殺のポストベンションを例に― 」||企業等における労働衛生活動において、産業保健職や連携する人事総務担当者は様々な場面で職場や労働者の支援を行う。平時の活動に加えて有事には、一時的あるいは中期的にこれら支援者の負担が高まる状況が発生することを経験する。有事としては自然災害や工場災害、パンデミックなどの災害事象への対応もあれば、業務中の事故や自殺といった出来事への対応も考えられる。|支援者として無力感や虚脱感、腹立ち、苛立ち、悔しさや心理的ダメージなどを感じる局面に出会ったとき、こうした感情や傷をどのようにマネジメントするのがよいだろうか。安定して支援を続け自身の役割を果たす上で、自分の心身を守ることは非常に重要であり、優先度は決して低くはない。|実際に有事の企業支援を積極的に行う心理士の発案を元に、保健師および産業医を加えた三者で実践知を持ち寄り、本企画を練り上げた。当日は、時に無力感を覚えダメージを受けやすい、職場における自殺のポストベンションを題材として用い、各演者の豊富な経験談からそうした局面における対処を自分事として学ぶ。| |本ワークショップは、「知って、備えて、つながろう」のキャッチフレーズを念頭に置き、|1. 支援者自身のセルフケアが必要な場面があることを認識する|2. 有事の対応をフロー等で整理し、参考資料を備えておく|3. 安心して相談できる人的ネットワークを構築する|ことを狙いとする。||プログラムは、産業保健現場における感情的負荷についての導入、ストレスマネジメントのワークとディスカッション、支援者に求められるストレスマネジメントの解説、の順に進行する。参加者は多職種による構成となるようグループ分けをし、多角的な視点から議論が深まる場としたい。|なお、本ワークショップは、安心してディスカッションできる環境を整えるため、現地のみでの開催とする。また、事前申込制とし、事前案内メールでアンケート回答にご協力いただく予定である。