石丸 知宏1 (1.産業医科大学医学部医学概論)
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シンポジウム
シンポジウム 3 日本産業衛生学会国際交流事業・採択課題紹介シンポジウム(2024年広島)
Thu. May 23, 2024 9:00 AM - 11:00 AM 第4会場 (広島国際会議場 B2F ダリア2)
座長: 川上 憲人(一般財団法人淳風会), 菅沼 成文(高知大学医学部環境医学)
日本産業衛生学会の目的の一つは「産業衛生に関する学術の振興と、勤労者の職業起因性疾患の予防及び健康維持増進を図り、もってわが国の学術と社会の発展に寄与すること(定款第4条)」である。この目的には、日本国内のみならず、諸外国、特に地理的に近いアジア諸国と連携した研究や実践を行うことが含まれる。諸外国との交流や連携は、わが国の産業衛生の発展のためにも重要である。こうした背景から、本学会はアジアにおける主導的な英文学術誌を発行し、またアジア各国の産業保健関連学会から演者を招き総会時に国際交流シンポジウムを開催してきた。さらに国際交流を発展させるために2022年度総会で承認を得て、2023年度から国際交流事業「Occupational Health for SDGs: Research Development Project in Asia(邦文:持続可能な産業衛生のためのアジア研究プロジェクト)」を開始している。|本事業の立案にあたっては学会内に国際交流事業ワーキンググループ(以下WG)*が設置され、2021年秋より事業内容を検討し、WGからの提案をもとに理事会で議論を重ねた。2023年1月に本学会員から事業内容の提案を公募した。公正を期するため、利害関係者を除く業務執行理事を中心とした選考委員会が選考にあたり、採択された3件の提案が本学会からの委託事業として実施されることとなった。採択された提案は以下の通りである(順序は応募順)。||1 研究課題名:国際的連携によるモンゴルの鉱山労働者の健康調査と労働衛生管理|申請者:森本泰夫代議員(産業医科大学教授)|2 研究課題名:参加型職場環境改善活動を推進するファシリテーター育成のためのトレーニングプログラム開発と国際ネットワークの構築|申請者:吉川悦子代議員(日本赤十字看護大学准教授)|3 研究課題名:ベトナムとタイの地方病院の看護師に対するインターネット認知行動療法介入の実装戦略による実装アウトカムへの効果の検証:パイロット研究|申請者:佐々木那津代議員(東京大学大学院医学系研究科講師)||本シンポジウムでは、採択された事業について、担当者から事業の概要、進捗状況および課題を報告いただき、共有する。また、今後の各事業の方向性、さらには本学会の今後の国際交流のあり方について意見交換を行う。||参考:持続可能な産業衛生のためのアジア研究プロジェクト募集(会員専用)|https://www.sanei.or.jp/news/member/individual.html?entry_id=1179|*国際交流事業WGメンバー(当時):〇吉川徹(労働安全衛生総合研究所)、石丸知宏(産業医科大学)、小田上公法(産業医科大学)、 佐々木那津(東京大学大学院医学系研究科)、JP Naw Awn(高知大学医学部環境医学教室)、吉川悦子(日本赤十字看護大学)。〇印はリーダー。|
佐々木 那津1, 川上 憲人2, 今村 幸太郎2, 堤 明純3, 西 大輔1, Nguyen Thanh Huong4, Nguyen Thuy Quynh4, Tran Thi Thu Thuy4, Orawan Kaewboonchoo5, Plernpit Boonyamalik5, Narisara Sripo6, Thanate Tienthong7 (1.東京大学大学院医学系研究科 精神保健学分野, 2.東京大学大学院医学系研究科 デジタルメンタルヘルス講座, 3.北里大学医学部 公衆衛生学, 4.Hanoi University of Public Health, 5.Faculty of Public Health, Mahidol University, 6.Faculty of Nursing, HRH Princess Chulabhorn College of Medical Science, Chulabhorn Royal Academy, 7.Princess Agrarajakumari College of Nursing, Chulabhorn Royal Academy)
吉川 悦子1 (1.日本赤十字看護大学)