池田 慧1 (1.神奈川県立循環器呼吸器病センター 呼吸器内科/日本肺癌学会 教育研修委員会)
セッション情報
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スポンサードシンポジウム 2 「肺がん患者の治療と仕事の両立支援」 肺がんの治療の今を知り、治療と仕事の両立を考える
2025年5月16日(金) 09:30 〜 11:00 第5会場 (東北大学百周年記念会館 2F 川内萩ホール)
座長: 永田 昌子(産業医科大学 医学部 両立支援科学)
共催:日本肺癌学会・中外製薬株式会社
肺がんの罹患率は高く、2020年全国がん登録罹患データでは、罹患率は男性3位、女性4位と上位である。また、罹患率は年齢とともに増加し、55-59歳では、人口10万対の罹患率72.4であるが、65-69歳の男性は人口10万対の罹患率269.7と約4倍に増加する。高年齢労働者が働く機会も増えてきているため、肺がんに罹患する労働者の対応が増えていると実感する産業保健スタッフも多いのではないだろうか。
肺がんの治療が劇的に変化し、生存率も改善してきている。また、低侵襲の化学療法により、治療をしながら働いている人も増えているとのことである。
今回のシンポジウムでは、日本肺癌学会の協力を得て、このテーマにおいて第一線で活躍されている先生方にご登壇頂く。神奈川県立循環器呼吸器病センター 呼吸器内科の池田先生に肺がん治療の進歩や肺がん学会の治療と仕事の両立支援の取り組みについて、そして産業医の立場で支援を行われているブラザー工業の上原先生に支援の実際についてご紹介いただく。臨床医と産業医のそれぞれの視点で治療と仕事の両立支援の課題や解決策について考える機会としたい。
上原 正道1 (1.ブラザー工業株式会社 健康管理センター)