第98回日本産業衛生学会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム 22 生涯教育委員会企画 GPS(良好実践事例)の活用 ~復職支援と復職の仕組みを中心に~

2025年5月17日(土) 16:30 〜 18:30 第2会場 (仙台国際センター 展示棟 1F 会議室1+会議室2)

座長: 土肥 誠太郎(株式会社MOANA土肥産業医事務所), 帆苅 なおみ(東京工科大学医療保健学部看護学科)

生涯教育委員会では、GPS(Good Practice Samples:良好実践事例)を収集し、HP上で公開することにより、現場における産業保健活動の推進を図ることとしています。しかしながら、HP上での公開のみではGPSの周知が不十分と考え、テーマに基づきGPSとそのブラッシュアップされた活動事例を収集しシンポジウムを企画することにより、一層の周知を図るため、学会および全国協議会において継続的にシンポジウムを企画しています。
復職支援は、産業保健活動における重要かつ難易度の高い活動であり、現場における具体的な工夫と就業規則等に基づいたプロセス設計が重要であると考えます。そこで、今回は復職支援と復職の仕組みに焦点を当てたシンポジウムを企画いたしました。
EAPを利用した分散型事業所における精神疾患病欠者への職場復帰支援の試みと題してヤマハ株式会社の山本誠先生に、生活記録表を用いたメンタルヘルス不調者の復職判定マニュアルの開発及び普及と題してブラザー工業株式会社の服部理裕先生に、産業保健看護職が中心となった休復職の仕組み作りと題してユアサ商事株式会社の松坂亜紀子先生に、再休業させない復職を目指した管理者メンタルヘルス研修と題して日本キヤリア株式会社の秋山ひろみ先生にご講演頂き、復職支援と復職の仕組みづくりについて広く検討したいと考えます。皆様の産業保健活動の一助になれば幸いです。

服部 理裕1、山下 哲史2、松岡 朱理3、難波 克行4、楠本 朗5、梶木 繁之6 (1.ブラザー工業株式会社、2.産業医科大学 産業生態科学研究所 環境疫学研究室、3.HOYA株式会社グローバル本社、4.アズビル株式会社、5.楠本労働衛生コンサルタント事務所、6.株式会社 産業保健コンサルティングアルク)