The 48th Japanese Society of Oral Implantology

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シンポジウム

How do we manage elderly patients with dental implants?

Sun. Sep 22, 2019 10:40 AM - 12:10 PM Room6 (福岡国際会議場 4F 411+412)

Chair:Yasuyuki Matsushita(Kyushu University Hospital Regenerative Dentistry and Implant Center),Futoshi Morinaga(Kyusyu Implant Research Group)

 我が国はすでに10年ほど前より国民の2割が65歳以上という超高齢社会に突入しており,2025年には国民の3割が,さらに2060年には4割に達すると予想されており,インプラント治療においても,高齢者への対応を迫られる状況がますます増加していくと考えられる.とりわけ国の施策として,70歳までの就業機会の確保を図り,高齢者の希望・特性に応じて多様な選択肢を許容する方向に向かっており,我々は歯科インプラントを通して高齢者の口腔の健康,そして全身の健康を増進させることが責務であろう. 
 しかしながら,インプラント治療における高齢者での問題点は,認知症を含め,全身的な問題点の増加,社会環境面の変化と多岐にわたる.私自身のインプラント患者もケアハウスや老人ホームへ転居されたり,自動車免許を返納するため,近隣のインプラントケアができる先生を探し出して欲しいといった依頼を受けたりする機会が増えてきた.
 このシンポジウムでは,高齢者を治療するにあたって知っておくべき全身的,局所的な高齢者の特徴,外科的および補綴的な面での注意点について3名のエキスパートに解説していただく.