[ML-04] What is the monthly follow-up after treatment?
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2007年 長崎大学歯学部卒業
2008年 東京医科歯科大学顎顔面外科入局
2012年 東京医科歯科大学附属病院 医員
2014年 静岡市立静岡病院口腔外科 医員
2015年 東京医科歯科大学附属病院 医員
2018年 埼玉県立がんセンター歯科口腔外科 医長
【資格】
歯学博士
日本口腔外科学会専門医
日本口腔科学会認定医
【受賞】
2010年 第48回日本癌治療学会学術集会 優秀演題賞
口腔癌一次治療後の原発巣再発、頸部再発、後発頸部リンパ節転移、遠隔転移は予後に関わる重要な因子である。治療後の再発・転移の早期発見するために、厳格な経過観察は臨床的に極めて重要である。
本邦における、口腔癌治療のガイドラインとして、口腔癌診療ガイドライン2019年版(以下、口腔癌ガイドライン)、頭頸部癌診療ガイドライン2018年版(以下、頭頸部癌ガイドライン)、頭頸部がん薬物療法ガイダンス第二版(以下、頭頸部がんガイダンス)が出版されている。また、各々のガイドラインにおいて、治療後の経過観察について記載がされている。
一次治療後の診察頻度について、口腔癌診療ガイドラインは、『治療後0~2年目は月1回、2~3年目は2か月に1回、3~4年目は3か月に1回、4~5年目は4か月に1回、5年以降は6か月に1回』、頭頸部がんガイダンスは、『治療後0~1年目は1~3か月に1回、1~2年目は2~6か月に1回、3~5年目は4~8か月に1回、5年目以降は12か月に1回』と記載がある。
画像検査について、口腔癌ガイドラインでは、『頸部転移リンパ節診断においては、USあるいはUSと造影CT、遠隔転移に対しては胸部CTが有効である』、『再発、転移が疑われる場合はPETによる追加検査が勧められる』と記載されている。頭頸部癌診療ガイドラインでは、『治療後のベースライン画像(CT/MRI)は再発腫瘍の検出に役立つため推奨される』、『化学放射線療法治療後の治療効果判定にはPET-CTは有用である』と記載されており、経過観察の頻度や画像検査モダリティについて世界的に統一した見解はなく、これは国や施設により方針が異なるためと論じられている。頭頸部がんガイダンスでは、『画像診断は6か月以内に施行することが推奨される 』と記載されている。
発表の際は、我々が以前発表した「口腔癌術後の頸部リンパ節の経過観察の標準化への検討」、「舌部分切除後の経過観察方法に関する後ろ向き検討」、「口腔癌術後の経過観察における胸部CTについての検討」、ならびにNCCNガイドライン等の海外のガイドラインも含め検討したい。
本邦における、口腔癌治療のガイドラインとして、口腔癌診療ガイドライン2019年版(以下、口腔癌ガイドライン)、頭頸部癌診療ガイドライン2018年版(以下、頭頸部癌ガイドライン)、頭頸部がん薬物療法ガイダンス第二版(以下、頭頸部がんガイダンス)が出版されている。また、各々のガイドラインにおいて、治療後の経過観察について記載がされている。
一次治療後の診察頻度について、口腔癌診療ガイドラインは、『治療後0~2年目は月1回、2~3年目は2か月に1回、3~4年目は3か月に1回、4~5年目は4か月に1回、5年以降は6か月に1回』、頭頸部がんガイダンスは、『治療後0~1年目は1~3か月に1回、1~2年目は2~6か月に1回、3~5年目は4~8か月に1回、5年目以降は12か月に1回』と記載がある。
画像検査について、口腔癌ガイドラインでは、『頸部転移リンパ節診断においては、USあるいはUSと造影CT、遠隔転移に対しては胸部CTが有効である』、『再発、転移が疑われる場合はPETによる追加検査が勧められる』と記載されている。頭頸部癌診療ガイドラインでは、『治療後のベースライン画像(CT/MRI)は再発腫瘍の検出に役立つため推奨される』、『化学放射線療法治療後の治療効果判定にはPET-CTは有用である』と記載されており、経過観察の頻度や画像検査モダリティについて世界的に統一した見解はなく、これは国や施設により方針が異なるためと論じられている。頭頸部がんガイダンスでは、『画像診断は6か月以内に施行することが推奨される 』と記載されている。
発表の際は、我々が以前発表した「口腔癌術後の頸部リンパ節の経過観察の標準化への検討」、「舌部分切除後の経過観察方法に関する後ろ向き検討」、「口腔癌術後の経過観察における胸部CTについての検討」、ならびにNCCNガイドライン等の海外のガイドラインも含め検討したい。