[I-S01-03] Heterotaxy Syndromeにおける房室弁機能:胎児期から術後遠隔期まで
Heterotaxy syndromeにおいて房室弁機能が重要な予後規定因子の一つであることは既によく知られている。一方において、同症候群の胎児診断率は年々向上しているが、胎児期に評価された房室弁機能と、出生後遠隔期での房室弁機能との関連について検討した報告は少ない。また、房室弁の解剖と弁機能の予後についての詳細な検討も少ない。2003年以降に静岡県立こども病院を受診したheterotaxy syndromeの症例において以下の2点を目的として検討を行った。① :胎児期の房室弁機能と出生後遠隔期の房室弁機能および予後との関連を明らかにする。② :三次元エコー等による詳細な房室弁解剖が評価できた症例において、遠隔期における房室弁機能との関係を明らかにする。結果を提示するとともに、考察を加えて報告する。