第51回日本小児循環器学会総会・学術集会

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シンポジウム

シンポジウム18(日本小児循環器学会 心筋生検研究会ジョイントセッション)
心筋炎診療の新展開 

Sat. Jul 18, 2015 10:30 AM - 12:00 PM 第2会場 (1F ペガサス B)

座長:
今中 (吉田) 恭子 (三重大学大学院)
佐地 勉 (東邦大学医療センター 小児科)

III-S18-01~III-S18-06

[III-S18-03] 小児心筋炎の症例呈示

武田 充人 (北海道大学大学院医学研究科 小児科)

Keywords:心筋炎, 心筋生検, 画像診断

小児心筋炎は初発症状や臨床経過が極めて多彩である上に発症頻度も稀であることから、一般小児科医はもとより小児循環器を専門とする医師にとっても診断に難渋することが多い疾患である。また、心筋病理所見が確定診断に極めて重要であるが、実際心筋生検は困難なことが多く病理標本に触れる機会も少ない。また心筋生検の適応と限界についてあまり良く知られていないことも事実である。一方で、画像診断、バイオマーカーによる非侵襲的な心筋炎の診断法も発達してきている。ここでは病理診断で確定診断された小児の心筋炎症例を呈示し、小児における心筋病理、画像診断およびバイオマーカーの役割と問題点について提示したい。