第51回日本小児循環器学会総会・学術集会

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一般ポスター(多領域専門職部門)

一般ポスター(多領域専門職部門)4
教育・業務の検討

Sat. Jul 18, 2015 10:00 AM - 10:20 AM ポスター会場 (1F オリオン A+B)

座長:森田 典子 (東邦大学医療センター大森病院)

III-TRP-16~III-TRP-19

[III-TRP-16] 小児心臓ICUに入院する成人先天性心疾患患者に対する術前訪問の内容の検討

井上 学, 真室 飛翔男, 菅原 真美, 鍋谷 みさと, 新井 聡美 (埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓ICU)

Keywords:術前訪問, 成人先天性心疾患, インタビュー

【背景・目的】昨年度より、A病院小児心臓ICUに入院する成人先天性心疾患患者(以下、成人患者とする)を対象に、術前訪問とアンケート調査を行い、術前訪問の有用性を検討している。第1報では、術前訪問時の情報の内容や伝え方に関して、患者が不安を抱く場合があったため、内容を検討する必要があるという結論に至った。そこで第1報をもとに、術前訪問を行った成人患者を対象にインタビューを行い、術前訪問時の情報提供が患者の心情にどのような影響をもたらしたのかを明らかにし、術前訪問の内容を検討する。【方法】術前訪問を行った成人患者を対象に、小児心臓ICUから退室後、半構造的面接を行った。インタビューから逐語録を作成し、文脈・意味・内容単位にコード化、カテゴリー分類し分析した。【倫理的配慮】院内倫理審査委員会の承認を得た。【結果・考察】患者5名に対しインタビューを行った結果、情報提供によって不安を助長してしまうことはなかった。しかしもっと知っておきたかった、説明がよくわからなかった、という意見があった。患者は病棟からの説明や、手術・麻酔の説明も受けており、手術に対する意識や不安が大きくなっているため、術後についての説明への意識が薄れ、聞くことに集中できていなかったのではないかと考えられる。また、術前訪問時はICU内の全体写真1枚を見せ、ほとんどが口頭での説明となっており、イメージと違ったという意見が多かった。初めて手術を受ける患者にとって、現在の写真1枚と口頭のみの説明だけではイメージがつきにくく、十分理解されていないのではないかと考えられる。そのため、イメージが湧きやすいように検討していく必要がある。【結論】現在の術前訪問では不安を助長することはなかったが、写真、口頭による説明は、術後のイメージがつきにくいため、映像による説明を検討する。