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[III-TOR08-04] A病院の看護師の急変に対する現状把握―循環器領域と循環器以外の看護師の比較―
キーワード:現状把握、急変時対応、現任教育
【目的】A病院の看護師の急変に対する認識を明らかにし、急変時対応の教育を行う際の基礎資料とする。【方法】A病院の看護師221名に半構成的質問用紙を用いてアンケート調査【倫理的配慮】当院の倫理委員会に承諾を得た。【結果】回収率54.3%。循環器領域の病棟(回収率56.3%)とそれ以外の病棟(回収率53.6%)で比較した。以下循環器、非循環器とする。1)受け持ち患者の急変に遭遇した事がある1.循環器83.9% 2.非循環器77.5%2)早見表を使用した事がある1.循環器54.8% 2.非循環器12.4%。3)胸骨圧迫の実施ができる1.循環器100% 2.非循環器33.6%4)DCの使用方法を知っている1.循環器96.8% 2.非循環器73%。5)急変時の対応で学びたい事1.基礎的な技術2.急変時の流れを確認3.医師が来るまでに出来る事の確認4.一連の流れを実際に練習したい。非循環器では全項目22~26%。循環器では4の項目が37.7%と最も多かった。【考察】循環器対象病棟は、急変に遭遇した事が多く、手技についての知識もあり、実践レベルでの練習を希望していることから、急変に対しての意識が高いと考えられる。それに対して、非循環器では急変時の基礎的技術や行動レベルの確認を希望する意見が多い。これは、急変体験の少なさを基礎技術の習得やシミュレーション等の勉強会で補いたいと考えたためと思われる。多様な急変対応には各病棟の現状にあった教育を行う必要があり、経験することにより意識の変化が期待される。【結論】各病棟の需要に合わせた勉強会の実施基礎編・応用編のシミュレーションの考案