第53回日本小児循環器学会総会・学術集会

講演情報

パネルディスカッション

パネルディスカッション 5 (II-PD5)
診断および治療方針について討論が必要な胎児心臓病をどのように対応するべきか

2017年7月8日(土) 13:50 〜 15:20 第4会場 (1F 展示イベントホール Room 4)

座長:稲村 昇(近畿大学小児科学教室)
座長:吉松 淳(国立循環器病研究センター周産期科)

13:50 〜 15:20

[II-PD5-05] 出生直後に積極的な外科介入を行った症例についての検討

新居 正基1, 満下 紀恵1, 金 成海1, 芳本 潤1, 佐藤 慶介1, 西口 富三2, 中野 玲二3, 大崎 真樹4, 坂本 喜三郎5, 田中 靖彦1 (1.静岡県立こども病院 循環器科, 2.静岡県立こども病院 周産期科, 3.静岡県立こども病院 新生児科, 4.静岡県立こども病院 循環器集中治療科, 5.静岡県立こども病院 心臓血管外科)

キーワード:prenatal diagnosis, prenatal planning, fetal echocardiography

胎児心エコーによる出生前診断の進歩は、生直後に急速に悪化する病態を持つ患児に対しての治療の可能性を広げた。このことによる恩恵をうけた先天性心疾患の病態は枚挙にいとまが無いが、一方で早期診断を施行し得ても救命に至らない症例も存在する。当院にて2007年以降で、出生前診断と出生前カンファレンスを経て娩出直後に積極的な外科介入を行った5例について纏めるとともに、救命に至らなかった症例の経過を含めて今後のあり方についての考察を行う。