The 53rd Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Presentation information

Educational Symposium

Educational Symposium (III-S14)

Sun. Jul 9, 2017 8:30 AM - 9:30 AM ROOM 5 (Exhibition and Event Hall Room 5)

Chair:Yoshihide Mitani(三重大学小児科)
Chair:Kunio Ohta(金沢大学小児科)

8:30 AM - 9:30 AM

[III-S14-02] Recent Application of Information and Communication Technology on Cardiac Arrhythmia

KATSUHITO FUJIU, ISSEI KOMURO (Department of Cardiovascular Medicine, the University of Tokyo)

Keywords:不整脈, ICT, 遠隔モニタリング

不整脈分野においては、ペースメーカーなどの植込み型デバイスに遠隔モニタリング機能が搭載されていることから、通信技術を使った医療がすでに実践されている。この遠隔モニタリングの登場により、すべての種類の不整脈の早期発見につながり、さらに、この遠隔モニタリングに基づいた医療により、低心機能患者の生命予後の改善につながっている。一方で、問題点もないわけではない。ICT技術により、デバイス内の情報が大量に病院に届けられるため、医療サイドがどのようにこの情報をハンドリングするかという問題が発生している。実際には、あまりに大量の情報であるため、遠隔モニタリング自体を導入しない、あるいは、導入していても十分にデータを活用できていないという現状が多く存在する。我々は継続可能な遠隔モニタリングの活用体制を当院で実践し、検討しており、その体制、利点、問題点を報告し、共有したい。さらに、デバイスが入っていない症例における不整脈の検出においても、ICT技術を用いた新しい試みが広がってきている。植込み型心臓モニタ、長時間心電図などにより、徐脈や頻脈の早期発見が話題となっている。近年の新規不整脈検出デバイスについて最近の動向および我々が独自に行っているスマートフォンをベースとした新規不整脈への試みを合わせて報告したい。