[II-S09-01] TOF の再手術、再々手術は日本でどのくらい行われているか
キーワード:ファロー四徴症, 再手術, 適応
成人先天性心疾患の患者数は増加しており、その中でも、成人期に治療が必要となることが少なくないとされているファロー四徴症術後の患者が非常に多い. ファロー四徴症の小児での手術成績の向上により早期生存率は向上しているものの、手術自体が根治治療ではないため、成人期に、特に右室流出路の再修復術が必要となることがある. しかし、その再手術適応に関しては、諸外国からいくつかの報告がなされているが、コンセンサスがなく、我が国でも今後手術適応について検討する必要がある. 日本成人先天性心疾患学会学術委員会において、ファロー四徴症の再手術適応に関するアンケート調査結果では再手術は5~6%の患者に施行されおり、過去の本邦の報告と同様に右室流出路狭窄が最も多い手術適応であった。
これまでにも、手術症例数の多い施設に協力いただき実際の手術適応およびその予後についての検討については報告してきたが、実際の手術方法の詳細およびMRIデータなどについて報告する。
これまでにも、手術症例数の多い施設に協力いただき実際の手術適応およびその予後についての検討については報告してきたが、実際の手術方法の詳細およびMRIデータなどについて報告する。