第55回日本小児循環器学会総会・学術集会

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パネルディスカッション

パネルディスカッション8(III-PD08)
この症例をどうするか?:不整脈診断

Sat. Jun 29, 2019 8:30 AM - 10:00 AM 第2会場 (大ホールA)

座長:住友 直方(埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科)
座長:宮﨑 文(天理よろづ病院小児循環器科・先天性心疾患センター)

[III-PD08-02] Fallot四徴症術後の左脚ブロック、下方軸心室性期外収縮の一例

連 翔太, 住友 直方, 多喜 萌, 戸田 紘一, 小島 拓朗, 葭葉 茂樹, 小林 俊樹 (埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科)

Keywords:不整脈, 心室頻拍, ファロー四徴症

14歳男児。出生後チアノーゼを認め、前医で極型Fallot四徴症と診断された。日齢22に右modified BT shunt術を施行し、1歳3ヵ月時にRastelli手術が行われた。14歳時から左脚ブロック、下方軸の非持続性心室頻拍、心室性期外収縮を認め、Holter心電図では1日の総心拍の30%が心室性不整脈であった。メキシレチン、ビソプロロールは無効であり、安静時は心室性不整脈が出ていても症状はないが、運動時に動悸や立ちくらみを感じるようになり、カテーテルアブレーション目的に紹介された。
Fallot四徴症術後の心室性不整脈の心電図をカテーテルアブレーションの所見と合わせて検討する。