第55回日本小児循環器学会総会・学術集会

講演情報

パネルディスカッション

パネルディスカッション8(III-PD08)
この症例をどうするか?:不整脈診断

2019年6月29日(土) 08:30 〜 10:00 第2会場 (大ホールA)

座長:住友 直方(埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科)
座長:宮﨑 文(天理よろづ病院小児循環器科・先天性心疾患センター)

[III-PD08-04] 心室中隔欠損閉鎖術、大動脈弁置換術後症例の心室頻拍に対するハイブリッド治療

豊原 啓子1, 庄田 守男2 (1.東京女子医科大学 循環器小児科, 2.東京女子医科大学 循環器内科)

キーワード:心室頻拍, カテーテルアブレーション, 植え込み型除細動器

症例は46歳、女性。VSD, valvular AS, CoAにて3歳でVSD閉鎖術、8歳でVSD再閉鎖術+大動脈弁形成術+CoA修復術、30歳でKonno手術+大動脈弁置換術を施行した。
46歳、動悸、息苦しさを訴え救急車で来院した。来院時160bpm, 右脚ブロック、上方軸の頻拍であった。ATP急速静注では停止せず、電気的除細動で停止した。
この症例にカテーテルアブレーション、抗不整脈薬内服、デバイス植え込みを組み合わせてハイブリッド治療を行った。