[I-S01-1] 小児循環器・心臓血管外科医の労働環境の実態
キーワード:労働環境, チーム制, 施設集約化
【背景】 2019年の労働基本法改訂により、時間外労働時間の上限が設けられ、医師においては2024年までに整備することが義務付けられた。医療の質を保ったまま「時間外労働時間の上限の実現」をどのようにするのか、私たちは「働き方改革」の方策に取り組まなければならない。【目的】小児循環器に関わる医師における働き方改革の取り組みの現状と問題点を明らかにして学会としての方策構築に役立てることを目的として、アンケート調査を実施することとした。【方法】日本小児循環器学会会員のうち医師会員を対象にWEBでのアンケート調査を6月末から7月の1か月を期限として施行した。調査内容は1:プロフィール(性別・年齢・卒後年数・勤務地・勤務施設・回答者の所属する科と立場、専門医資格の有無。2:労働環境(1か月あたりの当直回数・退勤時間・1週間の勤務時間・時間外呼び出し回数・1日休みの回数・平均睡眠時間)。3:労働環境にたいする意見:(医師数が適正か・労働環境への満足度・休みが十分か・小児循環器に携わる診療を将来続けていけると思うか・続けていけない要因)。4:働き方改革への方策について:(回答者の診療チームの診療体制・今後リモート業務の可能性・働き方改革の方策としてチーム制・タスクシフト・施設集約化への意見)である。【成績】7月末まで調査期間とし、集計後成績をまとめる予定である。【結論】小児循環器に関わる医師における労働環境の実態をふまえ、医療の質を保ちながら働き方改革への方策をどのようにたてていくか討論していきたい。