シンポジウム05（II-S05）
循環器集中治療「循環器集中治療の現状と未来」

[II-S05-6] 日本における小児心臓術後集中治療環境の現状と課題（全国施設調査報告）

^○大﨑 真樹^1,2, 松井 彦郎^1,3 (1.日本小児循環器集中治療研究会, 2.静岡県立こども病院 循環器集中治療科, 3.東京大学医学部小児科)

Keywords:先天性心疾患, 周術期管理, 体制

成人心臓手術後の周術期管理は、集中治療医、心臓外科医、麻酔科医、循環器医などが合同でチーム医療で対応する、というスタイルが一般的になっている。しかしながら小児循環器疾患の周術期管理では、疾患の特異性や希少性、その専門性の高さなどから少数の心臓外科医および小児循環器医が身を粉にして献身的に行っているのが多くの施設での現状であろう。日本小児循環器集中治療研究会では、この実情を明らかにすべく全国の小児循環器専門医研修施設およびJSVSD参加施設を対象に、心臓手術術後管理の環境に関するアンケート調査を行った。対象施設となった121施設中、116施設（96％）から有効回答を得、この中から小児手術を行なっていない施設を除外した91施設中、88施設からの回答内容を検討した。この結果を当シンポジウムで公表する予定である。