[I-EL02-01] 今からでもできる！ トランスレーショナルリサーチ
キーワード：トランスレーショナルリサーチ, 不整脈, AI
近年、循環器内科領域では研究を行う人が減っているという。それにはモチベーションの問題だけではないさまざまな理由があり、特に初期研修・後期研修・サブスペシャリティ研修と時間と労力を費やすと、そこから研究を始めるのも面倒になり、そのままになってしまうことも理解できる。しかし、診療の上で生じるclinical question に対して、その病態解明や新規診断・新規治療の研究を行うことは、医学や社会に貢献するだけでなく、医療従事者自身の成長にも非常に重要である。 臨床・研究ともに高度化が進んでいる現在、どのように研究にアプローチすれば良いか難しいのも事実であろう。しかし、計測機器の高度化とAIの登場により、研究をはじめることに対するハードルはむしろ下がっており、アイデアさえあれば研究は始められるように思う。この講演では、臨床への還元を目指したトランスレーショナルリサーチについて、基礎知識が乏しくても始めることができた事例を中心にご紹介する。