[I-PD01-02] 小児に対するイバブラジンの使用経験
Keywords:イバブラジン, コララン, 洞性頻脈
イバブラジンは洞結節に多く発現するHCNチャネル阻害剤であり、拡張期脱分極相における立ち上がり時間を遅延させ、陰性変力作用を伴わず心拍数のみを減少させる。自動能亢進による難治性心房頻拍の治療薬としても効果が期待される。成人では心不全治療の洞性頻脈に対する治療薬としてガイドラインにも記載されているが小児に対する使用報告はまだ限定的である。小児領域におけるイバブラジン使用の現状について自験例も呈示しながら報告する。