[II-P4-8-08] EXCOR®装着患児の発達支援に向けた多職種カンファレンスの導入
キーワード:EXCOR®, 発達支援, 多職種カンファレンス
【背景】
EXCOR®装着患児には心臓移植後やEXCOR®離脱後の生活を見据え、より専門的で意図的な発達支援を行う必要がある。当病棟ではこれまでも多職種で発達支援を行ってきたが、各々の介入方法や方針を共有する場がなく、具体的な関わりの場面において多職種で協働することが困難であった。
そこで定期的な多職種カンファレンスを開催することにより協働する体制を確立したため報告する。
【取り組みの実際】
まず看護師が、現時点でのそれぞれの職種の介入の意図や方法、方針などについて情報収集し、カンファレンスでのそれぞれの役割を明確化して具体的に伝え、多職種の参加を支援した。
カンファレンスは1から2名のEXCOR®装着患児を対象に、週に1回現状についての情報共有を軸に行い、個別的な理学療法や就学支援などの議題をそれぞれの職種から募った。
参加職種は当初、心臓血管外科医師、小児循環器内科医師、看護師、チャイルドライフスペシャリスト、保育士、臨床工学技士、理学療法士であった。開催していく過程で患者が持つ個々のニーズによってより多様な職種が関わる必要性を感じ、薬剤師、管理栄養士、支援学校教員、精神科医師に参加を依頼することもあった。
【結果】
カンファレンス開始後に多職種から、今まで知ることができなかった情報を共有できた。それぞれの職種だけでは介入が困難な事例にも多職種で関わることで、よりスムーズに介入できたなどの声が上がった。
【考察】
多職種で情報を共有し協働することで、それぞれの職種が各々の役割をより明確に自覚し、互いに補完し合いながら専門性を発揮しやすくなると考える。また、議題をそれぞれの職種から募ることで今まで見えてこなかった新たな患児のニーズが見い出され、そのことが参加職種の拡大に繋がったと考えられた。
EXCOR®装着患児には心臓移植後やEXCOR®離脱後の生活を見据え、より専門的で意図的な発達支援を行う必要がある。当病棟ではこれまでも多職種で発達支援を行ってきたが、各々の介入方法や方針を共有する場がなく、具体的な関わりの場面において多職種で協働することが困難であった。
そこで定期的な多職種カンファレンスを開催することにより協働する体制を確立したため報告する。
【取り組みの実際】
まず看護師が、現時点でのそれぞれの職種の介入の意図や方法、方針などについて情報収集し、カンファレンスでのそれぞれの役割を明確化して具体的に伝え、多職種の参加を支援した。
カンファレンスは1から2名のEXCOR®装着患児を対象に、週に1回現状についての情報共有を軸に行い、個別的な理学療法や就学支援などの議題をそれぞれの職種から募った。
参加職種は当初、心臓血管外科医師、小児循環器内科医師、看護師、チャイルドライフスペシャリスト、保育士、臨床工学技士、理学療法士であった。開催していく過程で患者が持つ個々のニーズによってより多様な職種が関わる必要性を感じ、薬剤師、管理栄養士、支援学校教員、精神科医師に参加を依頼することもあった。
【結果】
カンファレンス開始後に多職種から、今まで知ることができなかった情報を共有できた。それぞれの職種だけでは介入が困難な事例にも多職種で関わることで、よりスムーズに介入できたなどの声が上がった。
【考察】
多職種で情報を共有し協働することで、それぞれの職種が各々の役割をより明確に自覚し、互いに補完し合いながら専門性を発揮しやすくなると考える。また、議題をそれぞれの職種から募ることで今まで見えてこなかった新たな患児のニーズが見い出され、そのことが参加職種の拡大に繋がったと考えられた。