[II-SY13-04] 次世代育成員会 小児心臓血管外科医生涯育成プログラムWG活動報告
Keywords:次世代育成, 小児心臓血管外科医, 育成プログラム
<目的>これまで我が国において先天性心疾患の外科治療に携わる小児心臓血管外科医の育成プログラムはなかった。この度、本学会が提唱する「安全で良質な外科医療を継続的に提供するためには切れ目のない次世代育成が必要である」という目標達成に向けて、次世代育成員会内に小児心臓血管外科医生涯育成プログラムワーキンググループが設定された。このワーキンググループの活動目標は、小児心臓血管外科医を志す若手外科医に明確な目標と公平かつ客観的な評価法を具体的に示し、継続的な修練のモチベーションを保たせ次世代を担う小児心臓血管外科医を育成するプログラムを本学会主導で作り、外科医の認定制度を立ち上げるものである。<基本方針>(1)現在の各施設で実現可能な学会公認の「レベル認定制」を制定する。(2)外科医の技術によって4つのレベル(basic、advanced-1、advanced-2、advanced-3)を設定する。(3)各レベルの修練目標と評価内容を明確化する。<審議項目>(1)Technical skillについて: (a)各レベルの術式の決定、(b)各レベルの手術実績スコア算出法、(c)手術のQualityの評価法(手術の完成度、および術後合併症や残存病変の有無など)、(d)修練指導者による評価項目(到達目標を設定し評価を受ける)、(e)内科医による評価項目、(f)手術ビデオ判定方法(評価項目を設定し、判定する)(2)Non-technical skillについて(3)修練指導者の資格について(4)育成プログラム実施施設(5)短期集中型プログラムについて以上の審議項目について次世代育成委員会小児心臓血管外科医生涯育成プログラムワーキンググループのこれまでの活動内容と進捗状況について報告する。