委員会企画パネルディスカッション（I-CPD1）
本邦の小児心臓手術の現状と地域拠点化、次世代育成の方策

[I-CPD1-01] 次世代育成委員会活動報告, 地域拠点化提言

^○山岸 正明 (奈良県立医科大学)

Keywords:小児心臓外科医生涯育成プログラム, 地域拠点化プラン, 提言

次世代育成委員会の目標は「良質な医療を提供できる小児心臓外科医の育成」である。この目標を具体化するために、今期の次世代育成委員会は、日本小児循環器学会と日本心臓血管外科学会の合同次世代育成委員会として活動を行ってきた。活動の骨子として、①小児心臓外科医の育成プログラムの策定を目指した。また、次世代育成には育成環境の整備＝手術実施施設の充実が必須であり、これは地域拠点化とも不可分と言える。このため、②地域拠点化プランの策定も行った。本セッションでは、前委員会（芳村委員長）がまとめた提言「先天性心疾患の手術を行う施設の集約化（地域拠点化）に関する提言」（2023年4月8日、日本小児循環器学会HP掲載）を紹介するとともに、策定した「小児心臓外科医生涯育成プログラム」、「地域拠点化プラン」について紹介するとともに、両プロジェクトが円滑に動いていくための議論を深めたい。