[II-SY06-02] 先天性心疾患術後の補助循環治療ー導入のタイミング、施設間の連携
心不全治療における心室補助装置VAD適応の検討は、INTERMACS分類(小児の場合PEDIMACS分類)を重要な判断材料として行われるのが通常である。ただし、この分類自体は普段、重症心不全、VAD治療に携わっていなければ耳慣れないものであるに違いない。VAD治療開始のタイミングについて、INTERMACS分類をもとにした臨床判断、連携の実際について概説し、本邦における先天性心疾患患者の心臓移植登録状況、および移植待機ステータスの優先度に関する課題を提示する。