The 59th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Presentation information

委員会企画シンポジウム

委員会企画シンポジウム9(III-CSY09)
小児循環器学会学術誌の充実へ向けて

Sat. Jul 8, 2023 11:20 AM - 12:20 PM 第5会場 (G302)

座長:須田 憲治(久留米大学小児科), 座長:大内 秀雄(国立循環器病研究センター成人先天性心疾患センター)

[III-CSY9-02] 学術雑誌の査読プロセスと注意点

早渕 康信 (徳島大学病院 小児科)

Keywords:日本小児循環器学会学会雑誌 , Journal of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery, 査読 

学術雑誌の査読は、出版する論文の妥当性、品質、オリジナリティを評価するために行われる。その究極の目的は無効な論文や質の低い論文をフィルタリングすることで雑誌の高い科学性を維持することである。そして、査読が最も有効に作用する点として、著者に質の高い論文を投稿するよう動機付けし、査読プロセスを通じてその論文の改善を支援することによって論文の質を向上させることである。このような背景から査読プロセスに通すことによって論文には付加価値が生まれる。以上のような背景から。編集委員会は査読を強固なものにする必要があるとされる。査読者は学術雑誌出版において極めて重要な役割を担っている。研究者、臨床医、その他科学者がそのジャーナルに掲載された研究に寄せる信頼は、査読プロセスの勤勉さと専門性、そして優れた出版へのコミットメントにかかっているからである。日本小児循環器学会雑誌編集委員会では、和文誌(日本小児循環器学会学会雑誌)、英文誌(Journal of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery)における読体制・査読者の選定・査読の透明性・査読者コメント適性・査読の長所と限界などについて、さらなる議論が必要と考えているが、その現状と査読プロセス、査読者先生にお願いした注意点などについてまとめて提示したい。